ChatCut(チャットカット)は、AIに文章で指示するだけで動画編集を進められる新しいタイプのAI動画エディターです。
無音部分のカットや字幕作成だけでなく、モーショングラフィックス、AI画像・動画生成、BGM生成などにも対応。さらにCodexやClaude CodeなどのAIエージェントから操作できる点も大きな特徴です。
目次
AIによってWeb制作やプログラミングの方法が大きく変わっていますが、いよいよ動画編集も「AIに指示するだけ」の時代に入りつつあります。
今回紹介するのが、AI動画編集ツール「ChatCut(チャットカット)」です。
ChatCutは、従来の動画編集ソフトのようにタイムラインを細かく操作するだけではなく、
「無駄な間をカットして」
「字幕を入れて」
「冒頭をテンポよくして」
「ここにタイトルアニメーションを追加して」
といったように、人間の動画編集者にお願いする感覚でAIへ指示できる動画編集ツールです。
さらに個人的に特に注目しているのが、CodexやClaude CodeからChatCutを操作できることです。
Web制作の世界で起きている「AIエージェント化」が、動画編集にも本格的に広がってきた印象があります。
01ChatCutとは?
ChatCutは、自然言語による指示で動画を編集できるAI動画エディターです。
通常の動画編集では、以下のような作業を人間がひとつずつ行う必要があります。
- 動画をタイムラインへ配置する
- 不要部分をカットする
- 字幕を作成する
- BGMを入れる
- テロップを調整する
- アニメーションを設定する
ChatCutでは、こうした作業をAIに文章で指示できます。
例えばこんな指示が可能です。
「無音部分と言い間違いを削除して、テンポの良い動画にしてください。全編に字幕を追加し、重要な部分だけ文字を強調してください。」
AIが指示内容を理解し、実際のマルチトラックタイムラインを編集していきます。
単に完成動画を自動生成するだけではなく、AIが編集したタイムラインを人間があとから手動で修正できるのも大きな特徴です。
02ChatCutでできること
ChatCutには、動画制作に必要なAI機能がかなりまとめられています。
AI動画編集
自然言語で編集内容を指示できます。
不要部分のカット
無音部分や言い間違いなどを効率的に削除できます。
文字起こし編集
文字起こしされた文章を編集する感覚で動画をカットできます。
自動字幕
動画内容から字幕を生成できます。
モーショングラフィックス
タイトルやアニメーションなどの映像表現を追加できます。
AI動画・画像生成
足りない素材をAIで生成し、そのまま編集に利用できます。
AI音声
ナレーションなどの音声生成にも対応しています。
BGM・効果音
動画に合わせた音楽や効果音も生成できます。
特に面白いのが「テキストベース編集」です。
動画から生成された文字起こしの文章を削除すると、それに対応する映像・音声もタイムラインから削除できます。
つまり「動画を切る」というより、文章を編集する感覚で動画編集ができるわけです。
03CodexやClaude Codeから動画編集できる
ChatCutで特に注目したいのがAgent Pluginです。
ChatCutはCodexやClaude Codeなど、AIエージェントと組み合わせた動画編集にも対応しています。
例えばCodexに、
「この動画をChatCutで編集してください。無音部分と言い間違いを削除して、YouTube用にテンポを調整。字幕を追加して、冒頭にはタイトルを入れてください。」
といった指示を出し、動画編集作業をAIエージェント側から進めることができます。
メディアの読み込みから、カット、トリミング、タイムライン編集、文字起こし、字幕、モーショングラフィックス、動画・画像・音声生成など、動画制作の多くの工程をAIから操作できるようになっています。
「ChatCutを自分で操作する」のではなく、「CodexにChatCutを操作させる」という使い方ができる。
これはかなり大きな変化だと思います。
04「動画編集ソフトを使う」から「AIに動画を作らせる」へ
これまで動画編集をするには、Premiere ProやFinal Cut Pro、DaVinci Resolve、CapCutなどの操作方法を覚える必要がありました。
もちろん今後も、細かな映像表現や高度な編集では専門的なスキルが必要になるでしょう。
しかし、企業のSNS動画やYouTube、商品紹介、採用動画、Webサイト掲載用動画などでは、
「AIに編集内容を伝えて作ってもらい、最後だけ人間が調整する」
という制作方法がかなり増えていくのではないでしょうか。
これは現在Web制作で起きている変化と非常によく似ています。
以前はHTMLやCSS、JavaScriptを書きながらサイトを制作していましたが、現在ではCodexやClaude CodeなどのAIエージェントへ指示しながらWebサイトを構築することも可能になっています。
動画制作でも同じ流れが始まっているということです。
05AI動画・画像生成も同じタイムラインで利用可能
ChatCutは単なるカット編集AIではありません。
AI動画生成やAI画像生成などを利用し、生成した素材をそのまま編集中のタイムラインへ配置することもできます。
例えば商品紹介動画を制作していて、
「ここに商品のイメージ映像が欲しい」
という場合でも、別のAIサービスで素材を作成してから動画編集ソフトへ移動する、といった工程を減らせます。
編集・生成・字幕・BGMなどをひとつの制作フローにまとめられるのがChatCutの大きな魅力です。
06ChatCutの料金
ChatCutはAI機能の利用量に応じたクレジット制の料金体系が採用されています。
利用するAIモデルや生成する動画の長さ、生成回数などによってクレジット消費量が変わるため、必要な料金プランも利用方法によって異なります。
カット編集中心
通常の編集や字幕作成を中心に使う場合は、比較的クレジット消費を抑えられます。
AI動画生成中心
AI動画生成を頻繁に利用する場合は、クレジット消費が大きくなる可能性があります。
料金や利用可能なAIモデルは変更される可能性があるため、実際に導入する際はChatCut公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
07CapCutとChatCutは別物
名前が似ていますが、ChatCutとCapCutは別のサービスです。
CapCut
自分で動画を編集することを中心とした高機能な動画編集ツール。
ChatCut
AIとの会話や指示を中心に動画制作を進めるAI動画編集ツール。
ChatCutにも実際のタイムライン編集画面がありますが、基本的な思想としては、
「自分で編集する」のではなく、「AIへ編集を依頼する」
という方向性が強いサービスです。
08Web制作会社との相性も良さそう
BEARS NETでは普段からChatGPT、Codex、Claude CodeなどをWeb制作や業務効率化に活用しています。
ChatCutを組み合わせれば、動画制作についても次のような流れをAI化できます。
- 企画をAIで作成
- 動画の台本を作成
- 必要な画像をAIで生成
- 必要な動画素材を生成
- ChatCutで動画編集
- 字幕を生成
- SNS・YouTubeへ公開
特に以下のような企業向け動画とは相性が良さそうです。
Instagramリール
短尺コンテンツを効率的に制作。
YouTube Shorts
長尺動画からショート動画を展開。
企業紹介動画
会社や事業内容を分かりやすく動画化。
サービス紹介動画
WebサイトやSNS用の商品・サービス紹介に活用。
採用動画
仕事内容や職場の雰囲気を伝えるコンテンツを制作。
Webサイト掲載動画
ファーストビューやサービスページ用の映像制作にも活用できます。
09まとめ
ChatCutは、AIに自然言語で指示することで動画編集を進められる、新しいタイプのAI動画エディターです。
特に興味深いのは、単なる自動動画生成ツールではなく、実際の編集タイムラインをAIエージェントが操作する仕組みになっていることです。
さらにCodexやClaude Codeなどから動画編集を依頼できるため、
「AIエージェント × 動画編集」
という新しい制作方法が現実的になってきました。
Web制作ではすでに、AIへ指示してサイトを作る方法が急速に広がっています。
次に大きく変わるのは、動画制作かもしれません。
BEARS NETでも、今後こうしたAIツールを実際のWeb制作・コンテンツ制作・業務効率化に取り入れながら検証していきたいと思います。
Web制作・AI活用のご相談
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